2015年8月9日(日)
新潟県と長野県の県境に跨る日本百名山の苗場山へ、祓川(はらいがわ)コースからのピストン日帰り登山に行ってきました。

苗場山地図

深夜、国道17号沿いの「道の駅みつまた」に立ち寄り、苗場山林道に入ります。
第2リフト町営駐車場(無料)まで車で20分、1.5車線の舗装路。
上の方は舗装が剥がれていますが、標識も沢山あり走りやすい林道です。

深夜2時、駐車場に到着すると、30台くらいの駐車スペースに10台くらいの車が停まっています。
車を停め外に出てみると、ひんやりした涼風に満天の星空。
眠気はなく、また暑い中登りたくないので、早々に準備を済ませヘッドランプを灯し出発しました。

まずは和田小屋まで舗装路を歩きます。
星空を眺めながら歩いているとヘッドランプの灯りが邪魔になったので、消灯してゆっくり星空を観賞しながら進むと、夜明け前3時に和田小屋の登山口に着きました。
登山届けをポストに出し、暗闇の登山道に入ります。

初めは樹林帯の中の泥と大きめの石がゴロゴロしている細い道を登ります。
所々木道や階段が設置されており、ヘッドランプの灯りだけでも問題ありません。
吐息は白いものの登るのに適した丁度良い涼しさで、1時間ほどで下ノ芝に到着。

しばし休憩します。
ところで、今回持っていったヘッドランプは、今年購入したペツルのティカR+です。
最大の特徴はリアクティブライティング機能というもので、前方の明るさを感知して自動でパワーを調節してくれます。
足元を照らしている時はパワーを落とし電池の消費を抑え、顔を上げて前方を見ると170ルーメンの最大パワーを発揮します。
これにより、歩行中ヘッドランプに触れることなく、状況に最適な光量にて電池を長持ちさせてくれます。
遠くを照らすと、まるで後ろから車のヘッドライトを当てられているような明るさがあり、今回初めて夜間歩行に使いましたが、思っていた以上に明るく歩くことができました。
また電池は充電式リチウムイオン電池で、スマホと同じケーブル(ソケット)で充電できるので、車で移動中に充電すれば電池を買ったりせずとも、常に満充電の状態から使えるもの魅力的です。
充電可能回数は300回と書いてありましたが、年間30回充電しても10年もつことになり、恐らくその前に無くすか壊すかするでしょう。
唯一不満な点を挙げるとすれば、自動調節機能の反応に若干のタイムラグがあり、前方を確認したあと足元を見た時、コンマ何秒かパワーが落ちるまで時間が掛かり、一瞬まぶしさを感じます。

さて、再び歩き出し4時頃、東の空が明るくなり始めました。
上ノ芝に着く頃には樹林から抜け出し、一面に広がった綺麗な雲海が望めます。


さらに進みちょうど5時頃、神楽ヶ峰山頂付近でご来光。


水平線から顔を出す太陽は神秘的でした。
これより先へ進むと、しばらく神楽ヶ峰の影となるので、ナイスタイミング。
ここから100m程下ると、最後の水場「雷清水」があります。


顔を洗い、冷たく美味しい水を1リットル補充しました。
5分下って鞍部に着くと、最後の急登を前に充分休憩を取り、いざクライムオン。
なかなかの急登、道がなければ登るのは難しそうですが、階段などしっかり整備されているため危険もなく、40分くらいで登り切りました。

最後の坂が上がり切ると、なんということでしょう。



まるで「アルプスの少女ハイジ」の世界にいるようです。

 


ヤギがいそうですが、ヤギは見つかりませんでした。


後ろを振り返って雲海と低い山達。最高です。
山頂手前のベンチ広場で今日始めて「人」と会いました。
小屋泊の団体さんで、下る前の準備をされており、山頂の場所を教えて頂きました。
朝6時、苗場山登頂。

歩いて1分の小屋(苗場山自然体験交流センター)に行くと、出発する宿泊客が続々と出てきます。


トイレをお借りし小屋脇のベンチでコーヒーを沸かし一服しますが、展望がイマイチなので、湿原の中の広いベンチに移動し朝食を取りました。


天気がよく、写真では写りませんでしたが遠くは北アルプスまで見えました。


たぶん中央のお山は、いつか行きたい佐武流山です。
その右奥に浅間山。
充分高原を満喫できたので7時30分、暑くなる前に下山開始です。

下ってゆくと多くの登山者とすれ違います。
やっぱり百名山、人気です。
日が高くなると気温も上がっていきます。
下るだけでも汗が出てくるようになると、神楽ヶ峰の登り返しでは汗だくに。
神楽ヶ峰の山頂で一休みしました。


上ノ芝まで下ってゆくと、山頂でお会いした団体さんが休憩されており、お声を掛けて下さったのでしばしお話させて頂きました。

下ノ芝で再度休憩し、さらに下り続けると10時前に和田小屋登山口に到着


怪我なく無事に戻ってくることができました。
この後、登山口のベンチで、東京から新幹線とレンタカーを使ってお越しになられたというご夫婦と30分くらい山の情報交換をさせて頂き、未踏の地「丹沢」の奥深さを教えて頂きました。

20分舗装路を下ると駐車場に到着です。
下っている途中で聞いた「6時半で駐車場が満車だった」との言葉通り、路肩や下の方の道路脇スペースまで、満員御礼状態でした。

今回の山行では、6年前の富士山夜間登山以来となる未明出発を実行しましたが、
・星空がとても綺麗
・夏は登りが涼しく、暑くなる前に降りられる
・他の登山者と抜きつ抜かれつの競歩にならないので気楽
・早朝の山頂は清々しく、もやが少なく眺めが良い
・ピストンでも往復路の雰囲気や景色が全然違い一粒で二度おいしい
などなど、嬉しい特典が盛り沢山でした。

皆さまも未明出発いかがでしょうか。

苗場山(祓川コース)


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