2015年8月1日(土)~8月2日(日)
一ノ沢から常念岳ピストンのテント泊登山に行って来ました。
このコースは山と高原地図の情報から登り5時間半、下り4時間となっており日帰りが可能ですが、稜線でマッタリ過ごしたくテントを持って行きました。

常念地図

8月1日(土)
AM3:00一ノ沢の駐車場に到着です。
今回は計画当初、三股からの蝶・常念周回コースも考えましたが、この時期の週末は三股の駐車場が大混雑らしく、車を駐車できない恐れがあったので、空いている一ノ沢に決めました。
実際到着時の駐車率は5割程度で、すんなり駐車でき眠りに就きました。

AM5:00スマホのアラームで目覚めると辺りはすっかり明るくなり、出発して行く登山者が見えます。
パンを食べて準備を済ませ歩き始めました。
快晴の青空のもと、登山口まで20分程舗装道路を歩きました。
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登山口には出来たばかりの綺麗なトイレと指導所があり、タクシーで来られた方はここで降ります。
登山届けはここで出せますが、今回も日本山岳ガイド協会のコンパスから提出済みなので先へ進みます。
樹林の中歩き始めると、すぐに一ノ沢と出合い川沿いの登山道がなだらかに高度を上げてゆきます。
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1時間程で王滝ベンチ、さらに30分程で烏帽子沢の丸太橋。
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沢水はひんやり冷たく、汗ばんだ顔を洗うと気持ちよくリフレッシュ。
そこから1時間強で胸突八丁に到着です。
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ここで清涼感溢れる一ノ沢から離れ、左岸を高巻いてゆきます。
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道には立派な木階段が設置され、全く危険はありません。
この先急登を想像していましたが、九十九折の登山道で斜面を登って最終水場に着きました。
ところで、ここまでそこかしこから水が出ているのを見て来ましたが、水場の表示はなく山と高原地図にも水場のマークはありません。
確かにここ以降、水が出ている所はありませんが、最終水場とは???

地図上、常念小屋まで残りわずか50分。
時間も体力も有り余っていたので、テン場で水をふんだんに使えるよう、たっぷり4リットル汲みました。
(小屋でも200円/lで買えます)
この時たかだか+4kgの歩荷訓練と思っていましたが、これがなかなかきつく急激にペースダウン。
中間の第2ベンチで10分休み、スローペースで小屋に向かいました。

AM10:00稜線上に出ると思わず声を上げてしまいます。
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写真で見たことはありましたが、迫力と距離感に圧倒されました。
北穂から槍まで間近に迫り、槍ヶ岳山荘まで肉眼ではっきり確認できます。
写真では分かり難いですが、手前の稜線上に建つヒュッテ西岳は人も見えそうです。
北アルプスの山々にしばし見とれ、テン場の受付をし設営しました。

その後、ゆっくり休んでから500mlのペットボトルだけ持ち1時間かけ常念岳を登ると山頂に到着です。
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山頂は狭く5人くらいでいっぱいになりますが、奥に20人程度寛げるスペースがあり、そこで長い時間展望を楽しみました。
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上写真はたぶん大天井岳
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蝶ヶ岳への稜線、蝶ヶ岳は結構遠くに感じます。
ヤマレコを見ていると三股から常念・蝶を日帰りする方を多く拝見しますが、私は無理そうです。
なおこの日、稜線の左側(東=安曇野)は曇りで、右側(西=上高地)は快晴です。
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屏風岩・前穂・奥穂・北穂が涸沢カールを取り囲んでいる様子。
立体地形を充分脳裏に焼きつけ、小屋まで下りました。

テントで昼寝でもしようと中に入ると物凄く暑い。
外にいても日差しが強烈で周りを見渡しても日陰は少なく、テント脇のハイマツの小さな木陰にマットを敷いてやり過ごします。
高所で涼しく過ごすはずでしたが、日が傾き始めるまで木陰から出られない厳しい日差しに悩まされました。
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夕方、沈む夕日を見るため大勢の宿泊者が小屋から出てきます。
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ダイヤモンド表銀座
そして日没後気温が徐々に下がり、シュラフにもぐり込むと小屋前の賑やかだった話し声も小さくなり、いつしか眠りについていました。

 

8月2日(日)
夜中に一度トイレへ行くため外に出ると満月で明るく、折角の雲ひとつ無い夜空なのに星はわずかしか見ることができませんでした。
明るくなり目が覚めると、残念ながらご来光は見逃しましたが、朝焼けに映える美しい槍が存在感をアピールしていました。
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一昨日の天気予報では、二日目の天候が怪しかったのですが、今日も見事な快晴です。
稜線上テント泊の朝は格別で、この充実した最高の時間をたっぷり楽しみます。
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今回の山行は炊飯するためアルミクッカーを持参しました。
少しおこげが多めになりましたが、なかなか美味しいカレーライスが出来ました。
そしてテーブルウェアはチタニウム製のULTiトレックテーブルを使いました。
前室部は石がゴロゴロでしたが、テーブルのおかげでクッカーの置き場所や倒れに悩むことなく、ワンランク上のテン泊ライフを満喫することが出来ました。
ウインドスクリーンも持って行きましたが、終始微風でしたのでテント内での熱々コーヒーカップ置き場として利用しました。

余談ですが、私はテン場でシューズを着脱しやすいよう、上部の靴紐を3段程度解き、余った紐を写真の様に後ろからぐるっと一周させ軽く結んでいます。
これで靴紐に触れずとも簡単にシューズを着脱できますので、よければお試し下さい。
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日が昇ってくると気温はぐんぐん上昇。
暑くなりそうなので、テントを片付け常念と雄大な景色に別れを告げ、AM7:00下山開始。
3時間弱で駐車場に戻りました。

この度の山行、出発前に日焼け止めを塗るのを忘れ、腕と首の後ろがヒリヒリになりました。
高所は紫外線が非常に強いので、日焼け対策ですね。
一ノ沢からの常念乗越は槍穂の展望台の中で、おそらく最短ルートではないでしょうか。
とっても素晴らしい景色が眺められるので、おすすめです。

常念岳(一ノ沢からのテント泊)


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One thought on “常念岳(一ノ沢からのテント泊)

  1. <おまけ情報>

    ■テント場
    テント場は2箇所あります。
    一ノ沢から上がると、手前の15張くらいの狭いスペースしか見えませんが、北側奥に広い段々スペースがあります。
    そちらの方が良さそうですが、気付かず手前の狭いスペースに張ってしまいました。
    テント場のトイレは強烈な悪臭を放っています。
    日が出ている間、ハナアブ(噛まれたりしません)が大量に纏わりつきます。

    ■小屋から常念岳
    小屋から常念岳への登りは写真で見ていたより急斜面で九十九折にうっすら道があります。
    登りではしっかり顔を上げ、岩に印されたマーキングをよく見ていないと道を外れます。
    ロストしてもゴーロ状の斜面を直登できますが、落石を起こす危険があったり登り辛そうなので、道を外れないよう注意しましょう。
    当日、雷雲は発生しませんでしたが、小屋から先に隠れる場所はありません。
    少しでも雷鳴が聞こえたら、小屋に戻りましょう。

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