2016年4月26日
新潟県魚沼市に位置する日本百名山の越後駒ケ岳(2003m)に行って来ました。
今年2回目の山行も前回の平標山と同様、残雪の山スキーで楽々下山の予定でしたが、林道からの取り付きミスや体力不足・雪不足等により、結局前駒で登頂を断念しました。
越後駒ケ岳地図

真夜中、小出インターを降りて国道~シルバーラインを30分程走り、銀山平に入ります。
石抱橋の綺麗なトイレの脇に駐車。
5台ほど駐車できそうですが、他に車はいません。
現地で2~3時間仮眠できるよう寝ずに自宅を出ましたが、結局眠れずに準備を済ませ4:00出発。

国道352号の枝折峠方面バリケードの脇を抜け、道路ルートをゆきます。
(川沿いルートは歩き辛いようなので・・・)
10分ほど進むと、左手に林道への分岐が現れるので、林道に入ります。
雪がちらほら残る林道をなだらかに下って行くと、川沿い登山道と合流し、さらに進むと骨投川に掛かるコンクリート橋が現れます。

橋を渡りさらに進むと、やがて柳沢と取り付く尾根が見えてきました。

なお事前調査で、一つ目の主尾根は藪が激しく二つ目の支尾根に乗らなければならないことが判っています。
(山と高原地図の登山道=夏道も支尾根にルートがあります)
柳沢に着いた所で少し沢に入り偵察した後、再び林道を進み4:50登山口に到着しました。

登山道に入るとすぐ、残雪により登山道が分からなくなります。
主尾根を北に回りこみトラバースが困難になった箇所で、そろそろ支尾根かと思い斜面を登ります。

ここでチェーンスパイクを装着しキックステップで尾根に上がると、激藪でした。

枝を掻き分けて進むと、北側に上る予定だった支尾根が見えます。
間違って主尾根に乗っていました。
ここまで登ってしまったら主尾根で行こうと藪漕ぎを始めましたが、ザックに括り付けたスキー板が枝に引っ掛かり、なかなか進めません。
20分程奮闘しましたが100mも進むことができず、このままでは正規ルートに合流するまで2~3時間掛かりそうなので手段を変更します。
支尾根までトラバース出来れば良いのですが、谷越えの急傾斜なのでそれは不可能。
残念ですが、一度下まで降りることにしました。

今度は支尾根の根元まで来て取り付きを探しましたが、見つかりません。
山と高原地図の記載されたルートの方向は、完全に藪地帯となっています。
付近をうろうろし、それらしき道を探しますが、どこもかしこも藪ばかりで時間はどんどん過ぎてゆきます。
時刻は6時を過ぎ、藪に突入するか撤退して奥只見スキー場に変更するか考え始めた時、やっと明瞭な登山道を発見しました(登山地図とは異なる位置に道がありました)。
ここまで大幅に時間と体力をロスしてしまいましたが「行ける所まで行こう」の気持ちで道行山を目差します。

尾根には所々雪がありますが、ルートは明瞭で登山道の有難みを実感します。
主尾根に合流する辺りまで上がると、残雪が増え視界が広がります。

尾根を登り詰めると7:40道行山に到着しました。

とても眺めが良く、天気も良いので越後駒ケ岳がくっきり。

休憩後、小倉山への稜線を鞍部まで下りぎみに進みます。

小倉山の手前ベンチで一休み。

小倉山の山頂を少し巻いて、稜線に出ます。

稜線を歩いていると、足が攣り始めました。
残雪の越後駒ケ岳に登るには、まだまだ体が出来ていないようです。
それからペースを極端に落とし、攣らないようゆっくり進みましたが、とうとう限界に達しシートを広げて寝転びました。
ぽかぽか春の陽気で心地よく、眺めは最高。
稜線の前後は遠くまで見えますが、登山者は誰もいません。
予想以上の気温の高さに、水分も予定以上に消費したので、念のためペットボトルに雪を補充します。
しばらく休んで再出発しました。

やがて斜度は増してゆき、クラックが見え始めました。

そして10:20百草ノ池に到着。

かろうじて案内柱が出ていました。

この平坦地で再度まったり休憩し、前駒までの急登に取り付きます。

雪は緩みきってグサグサで、一歩一歩蹴り込みながら登ります。
そして11:50前駒に到着しました。

ここでタイムアップと帰りの体力温存のため、登高終了。

小屋の一部とその先に山頂が間近に見えるのでなんとも無念ですが、下山時にトラブルがあったら暗くなってしまうので潔く諦めます。


周囲の景色を一望し、一息ついたらお楽しみのランチタイム♪
本日のランチは、カレーうどんとカキ氷!!
ULTiメタストーブ
・・・ではなく、カレーうどんです。
小屋で水を補充する予定でしたが、小屋まで登らないことになったので、残り僅かな飲料水は確保します。
持ってきた新作のチタン製で超軽量ULTiメタストーブと25gの固形燃料2個を使って、果たして雪からお湯が作れるのか!?
(テーブルは世界最軽量ULTiトレックテーブルです)

素敵な雪景色を眺めながら、いよいよ着火です!
ULTiメタストーブ
火を着けると、徐々に雪が解け始めました。
ULTiメタストーブ
風は弱~中程度。
ULTiメタストーブ
雪が解けるとカサが減ったので、追加の雪を投入。
固形燃料
1個目の燃料が終わる頃、わずかに湯気が出る感じに。
ULTiトレックテーブル
ここで固形燃料を2個目に切り替え着火。
登山用固形燃料ストーブ
やがてお湯が沸きました!!
ULTiメタストーブ
うどんにお湯を注ぎ、さらに雪を投入してコーヒーも沸かせば、雪山ランチの完成です♪
トレックス テーブル
雄大な雪景色を楽しみながら、極上のランチタイムを満喫しました。

食後にマッタリ休憩を取り、トレッキングシューズからスキーに履き替え下山準備。
13:00前駒からドロップ!

グザグザの超重雪で、全く気持ち良くありません。
しかも途中にクラックがあるし、転んでも無駄な体力を消費することになるので、慎重に滑り降ります。

<追記>
動画を撮影したので掲載します。
現地で急遽、ヘッドランプのバンドでカメラをおでこに固定する方法を思いつき撮ってみましたが、前半部は前髪がレンズに掛かり大変お見苦しい動画となっています。
滑りも遅くお恥ずかしい動画ですが、斜面の感じ等少しでもご参考になれば幸いです。

小倉山まで1箇所雪が切れている場所があるので、そこは板を外しました。
小倉山直下も雪が切れており、こちらはスキーブーツでの通過が困難なので、トレッキングシューズに履き替えます。
またスキーに履き替えれば道行山手前の鞍部まで滑れますが、履き替えに時間と手間が掛かるので、ここでスキー終了。
結局重いスキーとブーツを担いで来たのに、滑れたのは僅かの距離でした。

14:50道行山に到着
銀山平が見えて来ました!

あとは尾根をひたすら下ります。
下山時は尾根が広がっている場所があるので、方向を間違わないように気を付けます。
特に支尾根に向けて90度方向変える箇所は、判り辛いので細心の注意が必要です。

16:00尾根の取り付きまで降りてきました。
ここまで来れば林道まで200mですが、ここからが大変でした。
地図のルートを辿ってみるも、藪と雪付きのトラバースで進むのは困難です。
柳沢の側を下ってみるも、藪と踏み抜き地獄で困難です。
無理して柳沢を渡渉すれば、100m先の林道に辿りつけそうですが、濡れた上に戻る羽目になったら最悪です。
結局、斜面に雪のついた主尾根の裾に登り返し、激藪の尾根上を下って林道に出ました。

またここで1時間程格闘することになりましたが、無事明るい内に林道に戻れて一安心。
ヘトヘトになりながら石抱橋の車まで林道を休み休み歩き、18:00駐車場に帰着しました。

今度は夏に枝折峠からリベンジしたいところです。
このゴールデンウィークに銀山平から越後駒ケ岳へ登る予定の方は、柳沢登山口での道迷いに充分ご注意下さい。

 

 

 

 

 

 

越後駒ケ岳(前駒まで)山スキー


Post navigation


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。